題肢セットのいろいろ⑧事物と属性

事物と属性、という関係も題肢セットの主流派だ、しかも、かなり重要な、、。

例1: 題:椀、何にする? 1:赤い塗り、にする 2:軽い木でできているのにする 3:値が張るのにする 4:手触りがあったかい感じのにする 5:熱が伝わりにくいのにする 6:洗いやすいのにする

例2: 題:家族で使う自動車、なにで決める? 1:運転のしやすさできめよう 2:やはり燃費だ 3:エコな燃料のにしよう 4:室内の広さ 5:中古になっても値落ちしないのがいい 6:赤いのがいい

例1では、椀という「もの」の中にある属性を考えて、その属性を選択肢として比較している。 例2も同じタイプだ。

例3: 題:今年の花見は、どうする
1:毛氈を敷いて本格的に
2:桜がはらはらと散り始める下での花見にしよう
3:酒を飲んでる人たちから離れた場所にしてほしい

例3は、「もの」についてではなく、「こと」についてだ。 「こと」には、そのことがらから浮かぶあらゆる連想が属性として付着している、といえよう。

ひとが積極的に選択肢をかんがえることができる「こと」の典型は、「イベント」だ。 いろいろな式典、冠婚葬祭、旅行や記念日の催し、お出かけなど、比較的頻繁に起きるイベントから、年に1回だけのもの、一生に1回だけのものなど発生サイクルは異なるものの、計画可能なイベントでは、選択肢を熟慮できる。

一方、突然起きる出来事では、いやおうなしのことが多く、選択肢を検討しているヒマがない。

例4: 題:海外旅行先でパスポートと航空券をなくした、なにができる?
1:地元の警察で紛失の証明書を依頼する
2:近くの領事館に電話して臨時の再発行を依頼する
3:航空会社に、航空券を再発行を依頼する
4:腹ごしらえすれば、落ち着ける

この手の出来事を乗り切るにはすぐに行動を起こすことが重要で、もたもた考えていると、飛行機の出発時刻が過ぎてしまい、近くの領事館はサービス時間外になり、警察には旅券を持たない不審者あつかいされて、つまりは、さんざんな目にあいかねない。 何事によらず、日ごろから、自分がそんなことになるはずがないと高をくくらず、どんな選択肢があるのかスキャニングしておくのがよい。

所長 の紹介

選択肢研究所の所長です。
カテゴリー: 題肢セットの方法 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です