題肢セットのいろいろ③目的と手段道具

なことがらから専門職の領域でのことがらまで無数にある。 最適な手段や道具を選べば成功する確かさは強化される。目的とすることを確かに実現しうる選択肢を準備するのが正しいやりかただ。

例1 題:東京から大阪に昼までに着くには?
1:前夜11時にマイカーで出発
2:当日朝のANA
3:当日朝の新幹線
4:和歌山白浜温泉に寄りたいので、前々日のフェリーで串本で下船

例2: 題:カレンダーを壁に止めるには?
1:押しピン
2:フック
3:ひもでつるす
4:壁をきずつけたくないので、やめる

ところで、上のふたつの例では、どちらも4つ目がくせものだ。 例1では、題に示された目的に別の目的を付加した選択肢として回答されている。例2では、題に示された目的を否定する選択肢が回答されている。どちらも、題の文言の範囲から逸脱せず素直に回答するというルールを破っている。しかし、どちらも現実的にありうることで、選択肢として逸脱しているとはいえない。むしろ、「学校の試験じゃあるまいし」、逸脱しているとしても、実用的だ。そう感じるのは、 この選択肢を考え出した主体者が、題として与えられた目的を、追補的あるいは批判的に解読しているからだ。

題は常に、主体がその意味を問う。 その問い方において選択肢が着想される。 題それ自体がニュートラルであっても、主体の価値観を受胎するかのように選択肢が生れ出る。

所長 の紹介

選択肢研究所の所長です。
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